住宅履歴情報「いえかるて」シンポジウム レポート


今週の月曜日(3/15)日比谷は東商ホールにて開催された「住宅履歴情報「いえかるて」シンポジウムに参加してきました。

この住宅履歴情報「いえかるて」 だんちゃん は一年間大注目の事業でした。
それがとうとうこの4月に開始されます。

今回のシンポジウムはその準備委員会の最終発表のプレゼン&先行して事業展開している方の報告がありました。

そもそも、この住宅履歴情報「いえかるて」とは、建物の新築・修繕・改修・増築・調査・診断等家に関する全ての情報を「情報管理機関」に管理をしてもらい、その家自信の本来の価値を第三者に証明すると言うもの。

つまり、将来 販売or賃貸等の時期に大切に住んでいた人とそうでない人の差が明確になると言う事です。

考えてみれば、もし中古車を買う時もしくはyahoo等で価格を検索する場合まずは気になるのはその車が「事故車かどうか」ではないでしょうか?

しかし、今までの不動産の情報では雨漏り歴ありとか、地盤沈下、構造材白蟻被害歴ありとは書いてませんよね。

逆な言い方をすると、むしろ数十年経った住宅はそう言った事故の経緯の可能性を考慮に入れた価値評価になっていたと言うことになります。

これでは、我々が長期でローンを組んで購入したマイホームが下手をするとローンの完済前にその価値を失いかねません。

住宅とは本来住民の人生より長いものです。

我々が今住んでいる住宅を将来売却した時に購入金額の半額で売却できたら、総支払金額はローンの半額となりますよね。

また、その住宅を購入した新しいオーナーは当初から支払金額は半額となります。

これを、数回繰り返すことが出来たら「日本に豊かな成熟した社会が完成する」事になるのです・・・・。

とまあ、理想論かもしれませんが少なくとも自分の支払っている長期住宅ローンに関しては半額くらいは「財産」として残しておきたいですよね。(これから土地の値段が上がる事はないし・・・)

もちろん、この住宅履歴情報「いえかるて」はもう既にお住まいの既存住宅でもOKです。
これから自分も、「作る建築家ではなく、守る建築家」を目指してがんばります。

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